気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

「宮本武蔵」 円明の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆円明の巻 再読を思い立ち、読み続けてきた「宮本武蔵」も、ついに最終巻「円明」の巻を迎えた。前巻では、武蔵が宝蔵破りの冤罪で囚われの身となるが、…

「宮本武蔵」 二天の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆二天の巻 「二天の巻」、まるで新聞の連載を読むかのようなペースで読んでいたので、読了までに相当の時間がかかってしまった。それでも、その時、その…

「宮本武蔵」 空の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆空の巻 吉岡一門との一乗寺下り松の決闘を制した武蔵は、生きてお通と会えたことを喜び、お通もまた命ある武蔵と会えたことに至上の喜びを感じた。若い…

「宮本武蔵」 風の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆風の巻 「序の巻」に、「宮本武蔵のあるいた生涯は、煩悩と闘争の生涯」とあった。この「風の巻」では、その闘争の局面と、煩悩による心の葛藤が、特に…

「宮本武蔵」 火の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆火の巻 「火の巻」は、伏見城の築城現場から始まる。著者、吉川英治のカメラワークは、大河ドラマを見ているように場面が切り変わっていく。秀吉の天下…

「宮本武蔵」 水の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆水の巻 信長が桶狭間の戦いのおり吟じたという幸若舞「敦盛」の一節、「人間五十年、化転のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり」から「水の巻」は始まる…

「宮本武蔵」 地の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆地の巻 あの関ケ原の合戦後の、死の骸が転がる荒れ果てた戦野のシーンから始まる。武蔵(たけぞう)と村での親友・又八が、自分たちが「生きている」と…

「宮本武蔵」 序

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆「序」 若き日、青春小説として何度も読んだ吉川英治の「宮本武蔵」を、時を経て、なぜかまたもう一度読んでみたくなった。・・・やはり、吉川英治の渾…

「決断力」羽生善治

いま、「将棋」と言えば、藤井翔太さんのほうが話題性は高いだろう。しかし、将棋を通した人生観みたいなものを読むとすれば、すでにレジェンドの域に入ってきた羽生さんではなかろうか。本書のプロフィールを読むと、羽生さんの本に、角川からは本書「決断…

学校に行きたくない君へ

「全国不登校新聞」というメディアがあることを初めて知った。このメディアは、全国不登校新聞社の発刊ですでに20年以上の歴史があり、その間一度も欠刊がなかったそうである。 同社の代表理事奥地圭子さんは、1984年から「登校拒否を考える会」を立ち上げ、…

「法華経の智慧」第二巻

しばらくサボっていたブログ。久々に更新しよう。 直近(といっても夏の終わり8月だが・・・)の投稿を思い出すと、ちょうど法華経の智慧」を再読し始めたところだった。もう一度「法華経」を学び直したくなったのだ。 ブログはサボっていたが、読書はサボ…

「こころの傷が治った」

今度は、具体的な心理療法に関する本である。河合先生と同じユング心理学に基づく心理療法家・網谷先生とその師匠の織田尚生先生のかカウンセリング事例紹介本である。心が病んでしまった子どもが、心理療法により症状が改善した17事例が紹介されている。 こ…

「法華経の智慧」第1巻

発刊当初に一度読み、その内容の深さに感動を覚えた記憶があるが、今回もう一度学び直したくなり、第一巻からまた再読を始めた。 先般読んだ、河合隼雄先生の「ユング心理学と仏教」の中で、扱われていた仏教が「禅」及び「華厳経」であったので、さらに仏教…

「奇跡の脳」

著者の名前は、ジル・ボルト・テイラー。ハーバード医学校での研究の傍ら後進を育成するなど、自身も現役若手の脳科学者として成功し、活躍していたが、突然脳卒中に襲われる。通常であれば、命を失うか、仮に命は助かったとしても普通の人生を失ってしまう…

最近の読書:「ユング心理学と仏教」

前回ブログを書いてから3週間近い。あっというまに8月も終盤に入ってきた。 蝉の鳴き声も、あのジリジリとストレスを増幅させるようなアブラゼミの鳴き声から、最近ではツクツクホウシの声が聞こえる。この鳴き声を聞くと、夏もやっと終盤にさしかかってきた…

介護日記5:三好春樹先生のオンライン講義を聴く

介護のススメ・夏篇 講師:三好春樹 ~いい介護ってなんだろう~Withコロナの時代に濃厚接触の介護はどうなる? この4月より現在の介護施設に就職したのだが、そこの施設長さんからこの三好先生のことを紹介してもらった。もちろん、この業界が初めてのこと…

雑談:介護日記4

今日は、夜勤明け。 前回の「介護日記3」も夜勤明けの日記だったが、前回に比べて今回の夜勤は、比較的平和な明けを迎えることができた。前回、けっこうパニくり、集中砲火を浴びた敗戦投手さながらであったが、今回はなんとか長打、連打を浴びることなく、…

佐藤優さんの「教養」とは

人をつくる読書術 作者:佐藤 優 発売日: 2019/02/02 メディア: Kindle版 タイトルに魅かれて購入した。帯には、「作家、外交官、教育者、キリスト教者ー多彩な顔を持つ筆者が教える『読書の哲学』」とある。 そういう訳で、本書の章立ては次のようになってい…

出口治明さんの「教養」とは

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書) 作者:出口 治明 発売日: 2015/09/30 メディア: 新書 現代を代表する博学・教養の人ともいえる著者が書かれた「本物の教養」についての本であるので、とても興味深く読んだ。 著者の教養の定義は、「教養とは、人生…

客観的で抽象的に考える(決めつけからの脱却)

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書) 作者:森 博嗣 発売日: 2013/03/15 メディア: 新書 先般、「意識・無意識」に関する本を読んだ際に、「意識」というのは非常に「思い込み」や「決めつけ」が多く、主観的になってしまいがち…

無意識の自動運転

例えば、「人前で話をするケースで、あまりにもいろいろなことを意識しすぎて、緊張が高まってしまい、うまく思ったことがしゃべれかった」とか、「苦手なタイプの人と会うとどうも会話をするまえから身構えて、会話がぎくしゃくしてしまった」とかいうこと…

雑談:介護日記3 昨夜は敗戦

試用期間(3か月)が終了すると、いきなりシフト表に夜勤の回数が急増した。月に8回の夜勤。これまで日勤しか経験のない自分としては、生活スタイルが一転することになる。介護職は、体力勝負とは聞いていたが、本当に心して健康管理に努めていかなければ、…

雑談:介護日記2 職場の雰囲気

第二の人生として、自ら選択した新たな職場「有料老人ホーム」。様々な思いや考えのもとに、全く未経験のこの世界で挑戦してみようと決意し、定年退職日の翌日からスタートした。ここではまだあまりこの世界に染まっていないうちに、率直な感想を記し、自身…

雑談:デジタルな息子とアナログな親父

社会人となりIT関連企業に勤めることとなった息子の部屋には、入ることはないが、時々ドアの隙間から見える様子では、自宅にも立派なIT環境があるようだ。PCが数台、タブレット端末、スマートフォン、その他おそらく快適な環境が整っているはずだ。な…

オッサンになっても読めるコミック 今回も「ヨシ!」

BLUE GIANT SUPREME(10) (ビッグコミックススペシャル) 作者:石塚真一 発売日: 2020/02/28 メディア: Kindle版 今回も面白かった!! まずこのシチュエーションの設定のワクワク感が半端ない。 大たちのバンド、名前改め「Dai Miyamoto NUMBER FIVE」と…

子育てするなら読むべき本 「毒になる親」

毒になる親 作者:スーザン・フォワード 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 「毒親」とは、1989年に本書の著者が「子どもの人生を支配し、子どもに悪害を及ぼす親」を指す言葉として作った造語である。昨今この言葉を使った本も多く出ている。 「自分の…

子規の毒舌評論 歌よみに与ふる書

歌よみに与ふる書 (岩波文庫) 作者:正岡 子規 発売日: 1983/03/16 メディア: 文庫 夏井いつき先生の俳句の本→「坂の上の雲(第2巻)」(司馬遼太郎著)→本書と、本来の時間の流れを遡る形で本書にたどり着いた。この流れで正岡子規という人物についての興味…

認知症小説「老乱」

老乱 (朝日文庫) 作者:久坂部 羊 発売日: 2020/01/07 メディア: 文庫 引用文献のページに、早いものは2007年から2016年くらいまでの、朝日、読売、毎日各紙などに掲載された、「認知症」に関する記事が列記されており、それらの記事が本文の各章でテーマ設定…

図書館で借りた「緒方貞子 私の仕事」を少し読む

図書館は、新型コロナウイルスの感染拡大で一時完全閉鎖となっていたが、3月末から本の予約受け取りと返却のみが可能となった。そこで、昨年お亡くなりになった、元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんのこの本を読んでみたいと思っていたので、予約し受け取っ…

雑談:介護職日記1:四大認知症

本来の「読書日記」に加え、初めての介護職についての体験も雑談的に綴っていこうと思う。 初日、職場のケアマネさんより、事前知識を確かめる小テストのような資料を渡された。「わかる範囲で回答を記入してください」との指示をうけたが、その中で全く答え…