気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

〈叱る依存〉がとまらない 村中直人

〈叱る依存〉がとまらない 著者 : 村中直人 紀伊國屋書店 発売日 : 2022-02-04 ブクログでレビューを見る» 本書を読んで、叱っている人=いかなる理由があろうとダメ、そして自分としても「叱る」行為は恥ずかしいことという認識が固まった。どんな組織にい…

「天才」 宮城音弥

天才 (岩波新書 青版 621) 著者 : 宮城音弥 岩波書店 発売日 : 1967-02-20 ブクログでレビューを見る» たまたまkindle unlimitedのラインナップの中で目を引いたので読んでみることにした。著者は心理学者で、本書は1967年発刊の岩波新書であり、やや内容的…

「自分のための人生」 ウエイン・W・ダイアー

自分のための人生 三笠書房 電子書籍 著者 : ウエイン・W・ダイアー 三笠書房 発売日 : 2014-09-17 ブクログでレビューを見る» 自分の生き方を考えてみる本。人生は他ならぬ自分自身のものというのは当たり前のことであるのに、あえて「自分のための」とタ…

「読書について」 ショウペンハウエル

読書について 他二篇 (岩波文庫) 著者 : ショウペンハウエル 岩波書店 発売日 : 1960-04-05 ブクログでレビューを見る» 岩波文庫には、「思索」「著作と文体」「読書について」の三篇が収められている。「思索」の冒頭に書かれている次の言葉は、著者の考え…

「方丈記」 鴨長明

方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 89 ビギナーズ・クラシックス) 著者 : 鴨長明 角川学芸出版 発売日 : 2007-06-23 ブクログでレビューを見る» 著者、鴨長明。1155生~1215没ということは、平安末期から鎌倉時代前半に生き…

「更級日記」 菅原孝標女

更級日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫 47) 著者 : 菅原孝標女 KADOKAWA 発売日 : 2003-12-25 ブクログでレビューを見る» 先日「富士日記」を読んだが、もう少し昔の人の日記はどういうものだったのかと興味がわいてしまい、ブックオフで「更級日記」を買…

「富士日記」 武田百合子

富士日記(下)-新版 (中公文庫 た 15-12) 著者 : 武田百合子 中央公論新社 発売日 : 2019-07-23 ブクログでレビューを見る» 夫武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間の一瞬一瞬の生を、澄明な眼と無垢の心で克明にとらえ天衣無縫の文体でうつし出す、思索的…

「考える訓練」 伊藤真

考える訓練 著者 : 伊藤真 サンマーク出版 発売日 : 2015-08-21 ブクログでレビューを見る» audio bookで聴読。法スクールの伊藤塾の塾長。法律の世界は、特に「考える」ことを基本とする世界であるように思えるので、この著者の「考える訓練」というタイト…

「ありがとう」の教科書 武田双雲

「ありがとう」の教科書 良いことばかりが降りそそぐ感謝の技術30 著者 : 武田双雲 すばる舎 発売日 : 2022-06-27 ブクログでレビューを見る» 「感謝本」をもう一冊。書道家である武田双雲氏の本書を読んでみた。心は書に表れるというが、氏の書には、勢いと…

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 著者 : スコット・アラン ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日 : 2022-10-21 ブクログでレビューを見る» 電子書籍で読んでいる途中に、何か所かマーキングした。列記するが、特に自分なりに大…

和辻哲郎「風土」 第二章の勉強会

【復刻版】和辻哲郎の「風土―人間学的観察」 (響林社文庫) 作者:和辻哲郎 響林社 Amazon コロナ禍の状況下になってから、知人(先輩)とzoomによる読書会を月イチのペースでやっているが、今日は「風土」の第二回目の勉強会の日だった。朝8:30から約90分ほど…

和辻哲郎の「風土」

この前友人とLINEメッセージを交換してたなかで、高校時代の社会の選択科目にあった「倫理社会」の話題に至った。それで思い出したのだが、その「倫理社会」の先生が、”和辻哲郎の「風土」を読む”という課題を我々に与えたことを思い出した。 どういう経緯と…

「新聞大学」外山滋比古

新聞大学 (扶桑社文庫) 作者:外山 滋比古 扶桑社 Amazon 少し前までは人生50年と言われ、還暦(60年)をクリアすると非常に喜ばしいこととされ、さらに70歳では「古稀稀なり」とそんなに長生きする人は稀だと言われていた。ところが寿命が延びてくると、逆に…

「思考力」外山滋比古

思考力 作者:外山滋比古 さくら舎 Amazon 冒頭、ベーコンの「知識は力なり」という言葉と、デカルトの「我思う故に我あり」という言葉が対比的に紹介される。 これまでの物理的なパワーに対し、多くの知識を身に着けることこそが「力」であると主張したのが…

「失敗談」外山滋比古

失敗談 作者:外山滋比古 東京書籍 Amazon 著者が自身の子どもの頃を回想したり、社会人となり編集者として活動されていた時代の話や、中学校の新任教師となったときのことなど、自らの失敗談を面白くかつ赤裸々に紹介されている。どちらかというと頭脳明晰と…

「閉鎖病棟」

閉鎖病棟 (新潮文庫) 作者:蓬生, 帚木 新潮社 Amazon 帚木氏は、先日「ネガティブ・ケイパビリティ(答えの出ない事態に耐える力)」という著書を読んで初めて知り、精神科医で小説も書かれているんだ~という関心が、本書を読んでみようという動機となった…

「ネガティブケイパビリティ」 答えの出ない事態に耐える力

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書) 作者:帚木 蓬生 朝日新聞出版 Amazon 例えば誰かから悩みの相談を受けた場合に、どのような対応をするか? 例えば自身のこれまでの習性として、内容を聞いて、幾つか思い当たる解決策の中…

「宮本武蔵」 円明の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆円明の巻 再読を思い立ち、読み続けてきた「宮本武蔵」も、ついに最終巻「円明」の巻を迎えた。前巻では、武蔵が宝蔵破りの冤罪で囚われの身となるが、…

「宮本武蔵」 二天の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆二天の巻 「二天の巻」、まるで新聞の連載を読むかのようなペースで読んでいたので、読了までに相当の時間がかかってしまった。それでも、その時、その…

「宮本武蔵」 空の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆空の巻 吉岡一門との一乗寺下り松の決闘を制した武蔵は、生きてお通と会えたことを喜び、お通もまた命ある武蔵と会えたことに至上の喜びを感じた。若い…

「宮本武蔵」 風の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆風の巻 「序の巻」に、「宮本武蔵のあるいた生涯は、煩悩と闘争の生涯」とあった。この「風の巻」では、その闘争の局面と、煩悩による心の葛藤が、特に…

「宮本武蔵」 火の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆火の巻 「火の巻」は、伏見城の築城現場から始まる。著者、吉川英治のカメラワークは、大河ドラマを見ているように場面が切り変わっていく。秀吉の天下…

「宮本武蔵」 水の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆水の巻 信長が桶狭間の戦いのおり吟じたという幸若舞「敦盛」の一節、「人間五十年、化転のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり」から「水の巻」は始まる…

「宮本武蔵」 地の巻

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆地の巻 あの関ケ原の合戦後の、死の骸が転がる荒れ果てた戦野のシーンから始まる。武蔵(たけぞう)と村での親友・又八が、自分たちが「生きている」と…

「宮本武蔵」 序

宮本武蔵全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫) 作者:吉川英治 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 ◆「序」 若き日、青春小説として何度も読んだ吉川英治の「宮本武蔵」を、時を経て、なぜかまたもう一度読んでみたくなった。・・・やはり、吉川英治の渾…

「決断力」羽生善治

いま、「将棋」と言えば、藤井翔太さんのほうが話題性は高いだろう。しかし、将棋を通した人生観みたいなものを読むとすれば、すでにレジェンドの域に入ってきた羽生さんではなかろうか。本書のプロフィールを読むと、羽生さんの本に、角川からは本書「決断…

学校に行きたくない君へ

「全国不登校新聞」というメディアがあることを初めて知った。このメディアは、全国不登校新聞社の発刊ですでに20年以上の歴史があり、その間一度も欠刊がなかったそうである。 同社の代表理事奥地圭子さんは、1984年から「登校拒否を考える会」を立ち上げ、…

「法華経の智慧」第二巻

しばらくサボっていたブログ。久々に更新しよう。 直近(といっても夏の終わり8月だが・・・)の投稿を思い出すと、ちょうど法華経の智慧」を再読し始めたところだった。もう一度「法華経」を学び直したくなったのだ。 ブログはサボっていたが、読書はサボ…

「こころの傷が治った」

今度は、具体的な心理療法に関する本である。河合先生と同じユング心理学に基づく心理療法家・網谷先生とその師匠の織田尚生先生のかカウンセリング事例紹介本である。心が病んでしまった子どもが、心理療法により症状が改善した17事例が紹介されている。 こ…

「法華経の智慧」第1巻

発刊当初に一度読み、その内容の深さに感動を覚えた記憶があるが、今回もう一度学び直したくなり、第一巻からまた再読を始めた。 先般読んだ、河合隼雄先生の「ユング心理学と仏教」の中で、扱われていた仏教が「禅」及び「華厳経」であったので、さらに仏教…