気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

歴史

「坂の上の雲」第二巻、「列強」の章

この3連休、祝日の金曜日にも、この公園の桜を見に行ったが、まだどの木の枝にも爆発寸前の蕾しかなかった。しかし、今日の午後見に行ったら、見事に八分咲きくらいになっていた。待ちに待った美しい季節が到来したというのに、公園には人はまばらだった。 …

雑談:上石神井ツアー

M氏との待ち合わせ場所は、上石神井の中華料理店「一圓」であった。 介護のスクールで同じクラスになり、1月中旬の最後のクラス以来久々の再会である。お互いに就職先がきまったということで、その情報交換も兼ねて、久々に会うことにしたのだが、昼という…

「明治維新とは何だったのか」 半藤一利 vs. 出口治明

今朝は、初春らしい快晴。 いつものように、朝イチ、近くのウォーキングコースへ向かった。 都立狭山公園の早朝は、ジョギングをする人、ウォーキングをする人、ペットの散歩をする人、ラジオ体操をする人、自転車をする人、写真を撮る人、いろんな人が集ま…

「坂の上の雲(1)」の「日清戦争」の章~「威海衛」の章

この前「軍艦」の章では、清帝国の軍艦と日本の軍艦の規模の差が明確化されていた。世界最強の軍艦をもつ清帝国に対し、老朽艦や鉄骨木皮艦、あるいは鋼鉄艦でも規模の劣る艦隊を率いる日本では、最初から誰もが清帝国の圧倒的優勢を信じ、日本の劣勢は日本…

「坂の上の雲(1)」の「ほととぎす」の章、「軍艦」の章

「ほととぎす」の章。「この年、子規は健康ではない。」という一文から始まる。 ちょうど、先日読んだ夏井いつき先生の「子規365日」(kindle版)に、子規の年表が掲載されていたので、そのスクリーンショットを参考にしてみる。 18歳で東京大学予備門に入学…

「坂の上の雲(1)」の「馬」の章

正月休みのようにいくらでも時間があると思うとなかなかできないのが「読書」である。休みに入る前には、「時間があるからたくさん読めるぞ」と思うのであるが、休みにはいってしまうと、飲んで、食って、寝て、とそちらのほうが忙しく読めないのである。な…

新年 初読みは「坂の上の雲(1)」の「海軍兵学校」の章

2020年が明けた。 ブログの習慣化は、昨年から続く今年の目標だが、ともかく「何か書く」というのを目標としたい。気ままな読書ライフの記録なのだから。 さて正月、お昼から酒が飲めて、つまみに事欠かないのが嬉しい。 飲んで、いつの間にかぐっすり昼寝を…

2019年ラス前の読書                 

麻雀用語で、「オオラス」「ラスマエ」というのがあった。もうする相手がほとんどいなくなったので、少なくとも10年以上はやっていないと思うが、この年の瀬の時期になると、この言葉だけなぜだか思い浮かんでくるのである。今日はラストの前の12月30日な…

司馬遼太郎が愛した日本人

引き続き、「司馬遼太郎 リーダーの条件」を読んでる。 本書には、司馬遼太郎という作家や、その作品、その作品に登場する歴史上のリーダー等をめぐって、4つの座談会の内容が収められており、昨日の通勤読書では、2つめの座談会、半藤一利氏、山内昌之氏…

司馬遼太郎 リーダーの条件

司馬遼太郎 リーダーの条件 (文春新書) 作者: 磯田道史,半藤一利,鴨下信一他 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2009/11/19 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (4件) を見る 読みたい本が幾つかたまってきている。しかし、あち…

サンデーウォーク/「三国志」第五巻読了

今日は日曜日。 先日から「サンデーウォーク」と称し始めた、日曜朝のウォーキングに出かけた。今日のコースは、多摩湖を望む狭山公園内を歩いて、町内もぐるっと回って自宅に戻るコースとした。今日は秋晴れの絶好のウォーク日和で、空気も澄んでおり、多摩…

古本で「日本を創った12人」を読む(続き)

先日先に「後編」を読むことになってしまったので、今回は遡って「前編」を読んだ。 著者が選んだ日本を創った12人のうち、「前編」では次の6人を取り上げている。すなわち、聖徳太子、光源氏、源頼朝、織田信長、石田三成、徳川家康だ。 聖徳太子の選択に違…

古本で「日本を創った12人」を読む

たまたま、ブックオフアプリにたまっていた100円の使用期限が迫っていたときに、ブックオフの店舗前を通りかかったという理由で、この本をポイントでゲットした。どんな本でも無料で入手できるのだからありがたい。 「日本を創った12人」・・・パラパラと立…

三屋清左衛門残日録

夏休み明け第一週目の通勤本。先日のヨガの本はさらりと読んで、後半はこの藤沢周平氏の「三屋清左衛門残日録」を読んだ。 三屋清左衛門残日録 (文春文庫) 作者: 藤沢周平 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1992/09/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック:…

日本でいちばん長い日

日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 作者: 半藤一利 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 購入: 1人 この商品を含むブログを見る 夏休み、自分自身の「読みたいリスト」に入れてある幾つかの本を読みたいと考え…

アンネフランクの記憶

夏期休暇に入った。というわけで、少し仕事を忘れて、気ままな読書ライフを送ることができそうだ。特にどこかへ行くわけでもなく、起きたい時間に起き、好きな時に冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出して、自分のデスクに座って好きな本がいつでも読める、、、…

宮城谷「三国志」第3巻 董卓が中央を強奪 

宮城谷「三国志」の旅はまだ始まったばかり。 やっと第三巻に入って、聞き覚えのある名前が何人か登場してきた。 第三巻の時の皇帝は第12代・霊帝。皇帝が暗愚であると世が乱れる。 皇帝が暗愚であると、その暗愚な皇帝に付け入って、その権力を利用して増長…

「歴史と人生」

いよいよ本格的な夏の到来だ。 昨年末、比較的自然がまだ楽しめる地を選んで引っ越してきて、初めての夏を迎える。 今日は二階の窓から、真っ青な空の中に、モクモクと盛り上がる真っ白な入道雲が美しい。たくさんの緑の木々から、ニイニイゼミの合唱が聞こ…

宮城谷「三国志」 キャストがずらり勢ぞろい

久しぶりのブログ更新。 通勤本の宮城谷「三国志」第二巻を先日やっと読み終えて、今朝もう一度ななめに、振り返りの通読をしてみた。そうでないと、前半部分がまったく思い出せなかったからだ(苦笑)。 第二巻は、後漢第8代皇帝の順帝の后であった梁太后の…

正史にもとづく「三国志」の旅の始まり

宮城谷昌光氏の「三国志読本」を正月明けに読んで、宮城谷氏の「三国志」が正史に基づく大作であると知り、古代中国・後漢の時代への旅が始まった。 前回挫折した、第一巻は結局読了するのに1週間以上かかってしまった。四知を唱えた楊震。ネットで探してみ…

宮城谷「三国志」リベンジ

今週の水曜日から、通勤本が宮城谷「三国志」の第一巻になった。ハードカバーを通勤カバンに入れると少々重量を感じる。 「文藝春秋」で平成13年5月号から連載が始まった。 歴史好きの先輩から勧められて読んだ「晏子」や「孟嘗君」が非常に面白かったし…