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雑談:介護日記3 昨夜は敗戦

試用期間(3か月)が終了すると、いきなりシフト表に夜勤の回数が急増した。月に8回の夜勤。これまで日勤しか経験のない自分としては、生活スタイルが一転することになる。介護職は、体力勝負とは聞いていたが、本当に心して健康管理に努めていかなければ、体調を崩してしまえば、すぐに「使い捨て」の対象とされてしまいそうだ。なかなか鍛えられる職場ではある。

 

さて、「有料老人ホーム」での夜勤について、他の職場を知らないだけに、何とも言えないが、なかなかのハードワークだと現在は実感している。

 

もちろん経験をつみ、技術が向上してくれば、ハードだと思えていたこともそうでないように感じられてくるものなのだろうが、正直のところ現在はギリギリの線で持ちこたえている感覚だ。試合に例えれば、昨日は確実な「敗戦」、辛うじて試合はギリギリ成立しているという感覚だろうか。

 

利用者様の要介護度はかなり高いと思う。認知症のため排泄介助を要する利用者様がかなり多いが、通常の定時排泄でルーチン的にオムツを交換するだけなら問題ない。問題は、予想外の事態が発生したときだ。

 

ここ数か月前までは、そのルーチン業務である定時排泄でのオムツ交換さえ、机上の研修しか経験がなかったため非常な不安を伴っていたのだから、少しは成長している。しかし、想定外の事態への対応は、経験を積み技術が必要と感じている。

 

今回は、朝食対応で準備の忙しい朝の時間帯に、ベッド上での便失禁2件、ベッド上での尿失禁2件が勃発し、最終回に長打を連発されてノックアウトされたような感じだった。ベッドのシーツ取り換えに影響したり、着衣の着替えに影響する失禁のダメージは大きい。結局、想定外の時間と労力を要することになるからである。

 

そうならないような定時観察とか、先手をうった対応をきちんとできることが、経験からくる技なのであろうが、全く未熟を感じる。現状、甘めのコースを滅多打ちされている感覚だ。

 

認知症とは恐ろしい。失禁でベッドが汚れても不快を感じないのであり、感じてもどうしてよいのか自分ではわからないのであり、あるいは「こんなことは今までなかった」と過去のことは全く覚えていないのである。

 

ともかく先手は、トイレで事前に排泄を終わらせておき、ベッドや着衣への影響を及ぼさないようにすることだ。勃発したときにも被害を最小限に食い止められる工夫をしておくことが大切だ。

 

次の試合までに、作戦を立てねば。