気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「新聞大学」外山滋比古

新聞大学 (扶桑社文庫) 作者:外山 滋比古 扶桑社 Amazon 少し前までは人生50年と言われ、還暦(60年)をクリアすると非常に喜ばしいこととされ、さらに70歳では「古稀稀なり」とそんなに長生きする人は稀だと言われていた。ところが寿命が延びてくると、逆に…

「思考力」外山滋比古

思考力 作者:外山滋比古 さくら舎 Amazon 冒頭、ベーコンの「知識は力なり」という言葉と、デカルトの「我思う故に我あり」という言葉が対比的に紹介される。 これまでの物理的なパワーに対し、多くの知識を身に着けることこそが「力」であると主張したのが…

「失敗談」外山滋比古

失敗談 作者:外山滋比古 東京書籍 Amazon 著者が自身の子どもの頃を回想したり、社会人となり編集者として活動されていた時代の話や、中学校の新任教師となったときのことなど、自らの失敗談を面白くかつ赤裸々に紹介されている。どちらかというと頭脳明晰と…

「閉鎖病棟」

閉鎖病棟 (新潮文庫) 作者:蓬生, 帚木 新潮社 Amazon 帚木氏は、先日「ネガティブ・ケイパビリティ(答えの出ない事態に耐える力)」という著書を読んで初めて知り、精神科医で小説も書かれているんだ~という関心が、本書を読んでみようという動機となった…

「ネガティブケイパビリティ」 答えの出ない事態に耐える力

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書) 作者:帚木 蓬生 朝日新聞出版 Amazon 例えば誰かから悩みの相談を受けた場合に、どのような対応をするか? 例えば自身のこれまでの習性として、内容を聞いて、幾つか思い当たる解決策の中…