色心の健康づくり
「遊楽とは我らが色心依正ともに一念三千、自受用身の仏にあらずや、法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし、現世安穏・後生善処とは是なり」
朝、起きて仏典を学ぶことを毎日の習慣としているが、今日は自分の日記に書き記したのはこの日蓮の言葉である。結論的に「法華経を受持することこそが至上の幸福である」と言われているが、前段では「色心依正ともに」という言葉で二つの角度から幸福の要素を述べている。
色心ともの幸福→体は生き生きと働き、心も充実して生きる喜びを実感できること
依正ともの幸福→自分が幸せであるとともに他の人の幸せも考えること
まずは、色心=「体と心」の健康が第一ということで、少し前から休日ウォーキングを始めている。この地に越してきてまもなく一年となるが、この自然の環境が非常に気にいっている。朝の新鮮な空気、色づいてきた木々の葉っぱ。昇りくる太陽の光。美しい。
この「ウォーク」にできるだけ意味を重ねていこうと思う。健康改善では、減量+腰痛治癒+血圧改善。最近、「血管の健康維持にはNO(一酸化窒素)を発生させるふくらはぎへの負荷がよい」という記事を読み、ウォーク中はなるべくツマサキ歩行を心掛けることにした。これはカロリー消費にも有効らしい。
今日からは、ジャズアルバムを聴きながらウォークすることにした。休日の早朝ウォーキングで自然の中をジャズを味わいながら歩くというのは、色心(=心身)の健康に最高であると自分は思う。まだまだジャズは入門者だが、入門者なりの快感が得られる。
読書は、夏井先生の「子規365日」を継続中。俳句の世界もまた、心を健康にしてくれる。今日も秋晴れで、天高く感じられるなぁと思っていたら、こんな句が登場した。
「松山や 秋より高き 天守閣」
今は、季節は正反対の初夏のページを読んでいる。
「ビール苦く 葡萄酒渋し 薔薇の花」
「夏嵐 机上の白紙 飛び尽す」
「苗の色 美濃も尾張も 一ツかな」
「大雨の 中に四五人 田植えかな」
「川風の 蛍吹き込む 二階哉」
俳句ももちろん素人だが、素人にも情景がハッキリ思い浮かんでくる。
やっぱり、すごいなと思う。