気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

夏の図書館ウォーク

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昨年末、この地に引っ越してきて、まず最初に探したのは地元の最も近い図書館。

予約した本を取りに行ったり、返しに行ったりの目的で、週休の土日などに定期的に通っている。

 

小さな丘を越えたところに図書館があり、徒歩で片道20分程度の距離かと思う。体力キープのためのウォーキングにはもってこいの往復の距離である。

 

そして、いま初めての夏を経験しているが、この丘超えがけっこう堪える。途中にあるネギ畑に夏らしさを感じ、思わず写真をとってしまった。

 

今回借りてきたのは、原田マハさんの「生きるぼくら」。ネギ作りならず稲作をストーリに取り込んだ物語だ。まだ、読んでいる途中なので、感想などは読了後に書きたいが、この小説にはたくさんのテーマが盛り込まれているように思った。

 

いじめの問題、登校拒否の問題、引きこもりのこと、農業事情、高齢者の一人暮らし、認知症、介護の問題、社会問題化している多くの事柄を、そのストーリーに盛り込んで、しかもそれを心温まるドラマに展開するマハさんの発想力というか創作能力には感動してしまう。

 

本の表紙には、水田風景と笑顔の若い男女が描かれている。きっとハッピーの詰まった物語なのだろうと期待しつつ、後半を読み進めたい。