定年考(その2)
朝、ブログ記事を書いたあと、この「定年前後のやってはいけない」を少し再読してみた。as-it-is.hatenablog.com
午前中の記事には、この本の帯の表側に書かれていた3項目の箇条書きについて、自身を振り返ってみたが、この帯の裏側にも4項目の箇条書きがある。
「定年前」の常識は、「定年後」の非常識として、
①仕事・・・自分を”安売り”していい
②お金・・・老後資金は「貯める」より「稼ぐ」
③健康・・・時間とお金をかけすぎない
④人づきあい・・・義理と礼を欠くのは高齢者の特権
①は就職の際に、プライド高く、現役時代の肩書きなどを振りかざして、自分を高く売ろうとしても全くダメだよという忠告、②は老後は何もしないで年金生活を送るために、老後の資金をためておくよりも、老後も可能な限り働いて稼ぐのがよいという指摘、③はジム通いやサプリメントなど、健康にわざわざお金をかけなくても、ただで健康をキープする手段はいくらでもあるというアドバイス、④はいちいち形式的な儀礼を大切にするより、自分の気持ちを優先しろというこれもアドバイスだろうか。
それぞれに、自分としてもほぼ同意できる。
それと、本書は「やってはいけない」について書かれた本であるが、最後のほうに、「人生後半にやってほしいこと」という節が一節設けられている。
〇健康管理を心がける
〇社会との接点を持つ
〇家族との接点を持つ
〇服装
〇身だしなみ
〇クルマ
〇読書
〇お酒
〇規則正しい生活
〇生活管理
〇家事
〇ゴロ寝、テレビ
〇散歩
〇貯金
〇焦らない、恐れない、あきらめない
どれもうなづける項目だと思う。自分の場合は「読書」は特に手放したくない項目だ。著者もは、「もうビジネス書は読まなくていい。歴史物でも文学でも、興味のおもむくまま読みたいものを自由に読もう。」という。年間100冊読んでも、これから読める本の数は知れている。ならば、これまでに読み残している良書を集中的に読んでいきたいものだ。
「健康」については、最重要課題。項目の一つ「散歩」=ウォーキングもその手段の一つであるが、それ以外でも積極的に取り組みたい。