気ままな読書ライフ

気ままな読書日記

2019-01-01から1年間の記事一覧

通勤電車で寄席を楽しむ

古典落語(上) (講談社文庫) 作者: 興津要 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/03/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る このシリーズは、「上」「下」「続」「続々」「続々々」「大尾」の6巻ある。 発刊当時、あまりにも面白くて虜…

心のメカニズムを知りたい

無意識の構造 (中公新書) 作者: 河合隼雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 心理療法を受けている家族がいると、心のメカニズムなどにはとても関心が湧いてくる。これは、その家族のた…

ド素人のアフィリエイトの本

スピードマスター 1時間でわかる アフィリエイト 作者: リンクアップ 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2018/06/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 夏休みのお勉強テーマとして、一つは「アフィリエイト」をちょっと勉強…

生きるぼくら

生きるぼくら (徳間文庫) 作者: 原田マハ 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/09/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る この本の読了後の感想を述べよと言われたら、「とても感動した!」という言葉となるが、その中身は一言では語りつ…

夏の図書館ウォーク

昨年末、この地に引っ越してきて、まず最初に探したのは地元の最も近い図書館。 予約した本を取りに行ったり、返しに行ったりの目的で、週休の土日などに定期的に通っている。 小さな丘を越えたところに図書館があり、徒歩で片道20分程度の距離かと思う。体…

「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」

今日は、我が家の自閉症の次女が施設の合宿旅行に出発した。二泊三日の旅だ。 やはりイベントの前、メチャメチャ緊張していたようだ。自分で自分を励まそうと、普段の何倍も言葉数が多い。でもバスに乗り込んだら、楽し気に手を振って出発した。 私はサラリ…

アンネフランクの記憶

夏期休暇に入った。というわけで、少し仕事を忘れて、気ままな読書ライフを送ることができそうだ。特にどこかへ行くわけでもなく、起きたい時間に起き、好きな時に冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出して、自分のデスクに座って好きな本がいつでも読める、、、…

宮城谷「三国志」第3巻 董卓が中央を強奪 

宮城谷「三国志」の旅はまだ始まったばかり。 やっと第三巻に入って、聞き覚えのある名前が何人か登場してきた。 第三巻の時の皇帝は第12代・霊帝。皇帝が暗愚であると世が乱れる。 皇帝が暗愚であると、その暗愚な皇帝に付け入って、その権力を利用して増長…

「歴史と人生」

いよいよ本格的な夏の到来だ。 昨年末、比較的自然がまだ楽しめる地を選んで引っ越してきて、初めての夏を迎える。 今日は二階の窓から、真っ青な空の中に、モクモクと盛り上がる真っ白な入道雲が美しい。たくさんの緑の木々から、ニイニイゼミの合唱が聞こ…

ゲーテとカフカの名言対決

4月はほとんどブログ更新ができず、あっというまに「平成」の時代が過ぎ去った。 といいつつも本だけは何冊か読んでいたので、「令和」の初更新は、「平成」の時代に読んでいた本についての記事となってしまった。 ゲーテとカフカ、あまりにも著名な文豪だが…

宮城谷「三国志」 キャストがずらり勢ぞろい

久しぶりのブログ更新。 通勤本の宮城谷「三国志」第二巻を先日やっと読み終えて、今朝もう一度ななめに、振り返りの通読をしてみた。そうでないと、前半部分がまったく思い出せなかったからだ(苦笑)。 第二巻は、後漢第8代皇帝の順帝の后であった梁太后の…

乱読のセレンディピティ

少々多忙なシーズンだ。通勤カバンの中には、楽しみの宮城谷「三国志」の第2巻が入っているが、あれは「本気で読むぞ」という気持ちで読まないと内容がぼけてくるため、自主的に一時停止中である。 そういうじっくり落ち着いて読めないときには、新書やこう…

朋有遠方より来る

「朋有遠方より来る」は論語の学而第一の一節。 「子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎」 「朋遠方より来る有り」と読むんだと習った記憶もあるが、読み下し方でいろいろと意味が異なってくるようであり、ややこ…

ジャズ入門

「好きな音楽のジャンルは?」と聞かれたら、「ハードロック」と答えていた時期が長かった。いや過去形ではなく、今も好きであることは間違いない。 特に気分が乗らないとき、落ち込んだ時、やる気が出ないときなどには、Deep PurpleのHighway Starや、Led Z…

音楽がからむ本

ブログ更新は2週間ぶりだ。とくに、先週半ばくらいから風邪気味で、昨日の土曜日も不調ったが、今日の夕方になってようやく復活の兆しだ。ありがたい。 先週の通勤本は、この「ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる」だった。この著者との出会いは今回初め…

貂の皮

司馬遼太郎の短編の最後の「貂の皮」は面白かった。 そもそも最初は、この文字を何と読めばよいのかわからなかったが、これが「テン」という動物のことであることがわかった。「貂の皮」とは、この動物の皮で創った槍の鞘で、徳川の時代には、豊臣系の大名・…

重庵の転々

昨日から読み始めた司馬遼太郎の短編「馬上少年過ぐ」の第二編めは、「重庵の転々」というタイトル。タイトルだけでは想像がつかなかったが、読み進むうちに、重庵とは人物の名前であることが分かった。そして、最後まで読み進めて、これは著者が実在の人物…

司馬遼太郎の短編を読む

やっと週末。今日も朝のウォーキングを兼ねて、借りていた本を返すために図書館までウォーク。午前中に少し降ったのか、畑の土の上ではうっすらと白いベールが。 司馬遼太郎の短編集「馬上少年過ぐ」には、4つの短編が収められている。 「馬上少年過ぐ」 「…

帰宅時の本

今週は、朝の通勤時と帰宅時とで本を読み分けている。 朝の通勤時は、やはり車中が混んでいるということもあり、本を広げるスペースが確保できない。ということでスマホでこじんまりとkindle本を読んでいる。そして、帰りの電車では、これまた混んではいるも…

正史にもとづく「三国志」の旅の始まり

宮城谷昌光氏の「三国志読本」を正月明けに読んで、宮城谷氏の「三国志」が正史に基づく大作であると知り、古代中国・後漢の時代への旅が始まった。 前回挫折した、第一巻は結局読了するのに1週間以上かかってしまった。四知を唱えた楊震。ネットで探してみ…

宮城谷「三国志」リベンジ

今週の水曜日から、通勤本が宮城谷「三国志」の第一巻になった。ハードカバーを通勤カバンに入れると少々重量を感じる。 「文藝春秋」で平成13年5月号から連載が始まった。 歴史好きの先輩から勧められて読んだ「晏子」や「孟嘗君」が非常に面白かったし…

「流転の海」第一部を読了

今日は、会社が休みで、午前中は所用で隣町まで出かけた。 通勤時に読んでいた宮本輝氏の「流転の海」第一部を、帰りの電車の中で読み終えた。 少し前に、宮本輝氏の大河小説である「流転の海」シリーズの第九部・「野の春」の執筆完了で、このシリーズが完…

日曜朝の図書館ウォーク

読書にかかわる気ままな日記。 引っ越してきた新しい土地は、比較的自然豊かなエリアで、逆にいうと少し歩かなければ何かの施設に行きつけない。これまでいた都会のど真ん中なら、コンビニなんて、徒歩数分圏内に幾つもあったが、ここはちょっとそういうわけ…

生きるとは物語をつくること

毎日、ブログを更新したいものだと思いながらも、、、、会社から戻ってくると、「まっいいか」という気持ちが出てしまい、結局もう10日もたってしまったか。ブログの名前どおり、「気まま」にやっていこう。 ともかくどんなことでもいいから、読んだ本につい…

「三国志読本」の対談

先日から読んでいる「三国志読本」は、3部構成となっていて、この前は「自作解説ー三国志の世界」を読んだが、今日は第2部の「対談ー歴史小説を語る」のページを読み、少しだけ第3部に入ったところだ。 毎日の通勤時が読書タイムなので、常に片手につり革…

「三国志読本」読み始め

やっとインターネット環境が整い、パソコンから投稿するのは今日が初めて。 今年になって4日は出社したが、この土日はまだなんとなく正月気分だ。 転居先の図書館で借りた第一号がこの「三国志読本」。 年末に、初訪問の図書館館内(小さな分館)をぐるり一…

年末年始の気ままな読書

2019年がスタートした。 昨年末の転居で、年末の方は少しバタバタしたが、年始は比較的落ち着いてスタートした。 年末年始は遠出することもなく、けっこう読書ができた。年末、河合隼雄氏と松岡和子氏の対談本「快読シェークスピア」を読みきろうと思ったら…